uzusayuu’s diary

英検1級/TOEIC900点後の英語トレーニングなど

『上級者』向けの英語教材が無い!

自分は、日本ではいわゆる「英語上級者」だが、まったく英語力が足りない。

テスト類で言うと、英検1級(十年前)、TOEC920(二十年前。いまやればもっと点が取れると思う)。ちなみに在米合計7年超。今はアメリカで現地企業で働いている。仕事ももちろん英語でやる。ミーティングをしきったり、少数あいてであればプレゼンも問題無くこなす。ドキュメント書くのもほぼ問題無い。

じゃあ、英語ネイティブなみですねとかいうとそんなことは全然無い。宇宙飛行に例えて、英語初心者が月着陸、ちょっと上手い人が火星探査、自分は木星到達、とすると、ネイティブの人は他の恒星系くらい遠い。

実際、自分の英語は現地人には片言扱い。仕事の後の世間話はもっぱら聞き役。会社のWebinarの講師役も回ってこない。大きな聴衆相手の発表はもりあがらない。たぶん英語のせいが大きい。きちんとした発音のヒアリング(ニュースとか朗読とか)は問題無いが、くだけた発音になるととたんに聞き取れなくなる。映画とか未だに聞き取れないことが多い。新聞読んでいても知らない単語は出てくる。

だいたい頭にくるのが、他の非英語圏の国から最近来た人の方が自分より英語が上手いことだ。日本以外だと、だいたい大学以上でていると英語でコミュニケーションがとれるのが普通。経験上アジアの他の国(中国、韓国)の出身者でも、たいがいの日本人よりは英語がうまいし、自分も負けている。宇宙飛行の例えで言うと、やつらは天王星や彗星のあたりにいる。くやしい。

自分はもうネイティブ並になるのはとうの昔に諦めたが、仕事・生活をしていく上での障害を減らすためには英語勉強を続けるしかない。だが、ここで問題にぶち当たる。日本には初心者向けの英語学習教材はあふれかえっているが、「上級者」向けの教材はほとんどないのだ。

おそらく日本では、いわゆる上級者(日本人の中での上級者,、実際は低レベル)はそもそも数が少ない上に、上級者はもう英語勉強する必要がないと思われているし、海外ではある程度英語が使えるようになるとネイティブに混ざって同じレベルで学習・生活するので、どちらにも必要ないのだろう。ところが実際は日本人の上級者は、「日本人の中での英語上手い人」、と、「英語圏でネイティブと同様に活躍できる人」のはざまであがき続けることになるのだ。

若いうちなら大学に留学する、人と場合によっては現地人と結婚する、または英語自体を仕事にする(英語教師や翻訳)、などの方法でむりやりこの壁を越えることもできるが、みんなができる訳ではない。すくなくとも自分には無理。じゃあどうするかというと、工夫しながら地道に勉強続けていくしかない。 次のエントリーでは自分の悪戦苦闘と試行錯誤の歴史を紹介しようと思う。

 

まとめ:日本の英語上級者は英語圏行くと英語初心者(自分含む)。しかも適切な教材がなくて伸び悩む