uzusayuu’s diary

英検1級/TOEIC900点後の英語トレーニングなど

英語リスニング対策 - 俺は聞き取りにくくて不正確で訛りのきついリスニング教材が欲しいんだ!

リスニングにはAudibleの高速再生モードが便利

ほんの十数年前までリスニングの素材を探すのは大変で、FEN(現AFN)を録音したり洋画を借りる以外は、本屋でリスニング関連のCD付き書籍を購入するぐらいしか方法がなかった。こういったリスニング教材の最大の欠点は、クソつまらないということだ。例え元の素材がCNNだろうがBBCだろうが、雑誌や書籍になって並ぶのは早くて1週間後、場合によっては数ヶ月語。そんな昔の話、興味をもって聞けるか?さらにリスニング専用に作られた素材は大概は毒にも薬にもならないただの教材のためだけの文章。自分はいつも途中で眠くなってあきらめた。

それにくらべると今は天国のようだ。日本にいても海外のポッドキャストはいくらでもセミリアルタイムで聞けるし、インターネットを探れば海外の動画・音声がいくらでも手に入る。

他にも、自分はこれまでaudible.comのお世話にずいぶんなってきた。

www.audible.com

Audibleでは毎月2千円弱程度の会費を払えばオーディオブックが一冊と、定期刊行物を一つ聞く事ができる。(個別購入も可だが、高い)自分はNY Timesオーディオダイジェスト版をここ十年以上ほぼ毎日聞いている。こういった朗読物の問題点は時間がかかることなのだが、有難いことにスマートフォン版のaudibleアプリには再生速度の調整機能があるので、かったるければ再生速度を上げれば良い。自分はプロのナレーションの場合にはx1.5倍で聞くようにしている。(作者自身の朗読などプロのナレーターで無い場合は聞き取りにくいので標準速度で。こういうときは聞くのに時間がかかるのでがっかりする)昔はx2倍で聞いていたのだが、音質が悪いし、出勤前に変に疲れるしで、x1.5にもどした。これなら50分のNY Timesダイジェストも35分で聞ける。今では標準速度で聞くと、あまりの遅さに酔っ払ってるんじゃないかと勘違いしてしまうほどだ。

既製素材の泣き所は訛り

じゃあリスニング教材は「上級者」(くどい用だが日本人の中の上級者。海外では初心者扱い)の英語学習上問題にならないのか、というとそんなわけはない。問題は訛り。外国訛り、地域的訛り、特定の文化圏(ギャングスター系のどくとくの口調とか)の訛り。普通の人だってアナウンサーみたいな綺麗な発音ではない。こういった物に特化した素材はほとんどない。あと老人や子供の発音。子供は未だに何喋ってるかわからないことが多い。でも、本屋の英語リスニングコーナーで「子供の英語ききとり攻略」「老婆の発音徹底解剖」みたいな本なんか見たことないでしょ?この手のメインストリームからはずれた発音の聞き取り学習は途端に難しくなる

そんなの学習する必要あるの?と思うかも知れないが、実際に会話をする相手が綺麗な発音のアメリカ人やイギリス人なんてことはまずない。例えば自分が一緒に仕事をする人のほとんどは外国出身。英語圏でもインド出身だったりする。子供が学校に入れば、近所の子供と話すこともある。南部に引っ越せば南部訛りとでくわすし、アフリカ系アメリカ人はやはりそういう話し方をする人が多い。そういう人とつきあう機会が多ければ自然になれていくけれど、そもそも何言ってるか分からなかったらつきあう機会もできない。だからトレーニングしなくてはならないわけだが、教材がない!

訛り対策

じゃあどうするか、ということでいろいろ試行錯誤してきた。

まず、国毎の訛りについては、自分はやはりポッドキャスティングで対策した。

PRI (Public Radio International)のThe Worldというラジオ番組があるのだが、この番組、タイトルの通り国際ニュースを集めた番組。特に良いのが、世界各地でのインタビューが毎回かなりの量含まれていること。これがまた聞き取りにくくていい。インド系の英語は一時期この番組を毎日聞く事でだいぶ聞き取れるようになった。

地域訛りは有難いことにこれまであまり関わってこなかったのだが、いつかは解決しなくてはならない問題だ。ターゲットにする地方を見つけて、そこを舞台にした映画でもスクリプトでも読みながら地道にヒアリング訓練をしていこうと思っている。

たとえば、テキサスを舞台にしたTrue Grit

www.imdb.com

映画館で見たときは、主人公の女の子の台詞はわかりやすいのに、もう一方の主人公のおじいちゃんの台詞は訛りがきつくてまったく何を言っているのか分からなかった。そのままにしておくのはくやしいし、南部訛り対策にもなりそうなので、そのうちじっくり見返すつもりだ。

あとは、ストレイト・アウタ・コンプトンが、ギャングスター系発音のヒアリング練習素材になるんじゃないかと期待して、何度でも聞き返せるビデオ版のリリースを待っている。他に、子供や老人が沢山でてる映画も探してみようと思っている

結局、訛りのリスニング対策にはこれという決め手がないので難しいが、一つ一つ対象を絞っていけばなんとかなると思う。昔はもの凄く大変だったインド訛りの聞き取りがいまではほぼ問題無くできるようになったし。他もなんとかなるだろう

 

まとめ:今時リスニングの素材はいくらでもあるけど、訛りが入った教材はほとんどない!個別にインターネット等で探して対策

 

あと、どこかに、その辺の普通の人がだらだら世間話しているだけの音声の録音と書き起こしとかないかなぁ。