uzusayuu’s diary

英検1級/TOEIC900点後の英語トレーニングなど

単語学習アップデート-2

単語学習アップデート - uzusayuu’s diaryのその後

英単語の部屋の単語学習が一段落ついたので、Test Your Vocabularyで単語テスト受けてみたら約20000語と出た。

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自己申告なので自己満足にしか過ぎないのだが、認識語彙数に関してはとりあえずネイティブの大人の最低レベルに近づいた(実際はそんな甘いもんじゃないが)。雑誌とか読んでいても知らない単語に遭遇する率が減ったような気がする。

次は英語イディオム完全対訳辞典の勉強に移って、それが終わったらCOCA60Kでの勉強をはじめるつもり。

シリコンバレーで働く僕が使った、ネイティブに英語が伝わるたった一つの方法

そんなもんねーよ!

だいたい、英語系で、「~なたった1つの方法(2つでも3つでも)」とか「いままでだれも知らなかった劇的に英語がうまくなるコツ」とかいうのは大概うそっぱちか、表面なぞっただけのものか、たまたまその人にその局面でうまくハマっただけのものばっかりだから、参考程度にしとけよ!

それに、英語学習のガイドなら英語上達完全マップっているすばらしいガイドがあるじゃないか。自分が英語の学習を始めた頃はこんな素敵なガイドなんてなかったから、自分で試行錯誤するしかなかった。当時の自分に教えてあげたいくらいだ。

"上級者”の発音トレーニング

じゃあ、その完全マップや他の方法で英検一級レベルになったら発音は完璧でネイティブみたいにペラペラかというと、普通はそんなことない。自分は完全マップをやったわけじゃ無いけど、かなり長いこと英語のトレーニングをしてきて、10年前に英検1級はとったし、今は海外で暮らしているしで、それなりに話せることは話せるが、訛りは強いしやはり通じないときは通じない。結局ここでも日本での”英語上級者”なんてのは海外では初心者レベルなのだ。

繰り言になるが、自分の場合ネイティブみたいに話すなんてのは遠い昔にあきらめている。だから、訛り自体はかまわないのだが、こちらの言うことが相手に伝わらなくて会話が止まるのは困る。仕事の効率は落ちるし日常会話も滞るしなので、直さなくてはならない。

ネイティブの人に発音を聞いて直してもらう手もあるのだが、これは相手の能力にかなり依存する。相手が訛りのある発音になれている場合は、ちょっとくらい標準から逸脱していてもOKと言ってしまうこともあるし、訛りになれていない人はどう直せば良いのか教えられないことが多い。だいたい我慢強くつきあってくれる人なんてまずいない。おそらく一番良いのは発音矯正の講師についてもらって直すことなんだが、一部の単語の発音を直すためだけに講師を雇うのも効率が悪い。(ちなみにネイティブの先生とのトレーニングは昔さんざんやった。)

発音トレーニングソフトでのピンポイントトレーニング

 そこで最近試しているのが、コンピュータを使った発音矯正だ。自分の目標は広い対象(非ネイティブ含む)になるべく伝わること、なので、流ちょうな発音を目指すよりも分かってもらえる確率の高い発音、大きな欠点のない発音、が目標になる。そのためにはコンピュータに理解してもらえるというのは一つの指標になるだろう。かならずしも、コンピュータが理解できる=良い発音、ではないが、コンピュータが理解できる=人が理解できる可能性が高い、という意味で。

最初はロゼッタストーンの会話・発音パートをやってみたのだが、効率が悪いのでやめた。自分の下手な発音だけを重点的にトレーニングできるソフトはないかと探してみたのだが、なかなか見つからない。特に日本人向けでは、教師や英会話教室向けのソフト(グループライセンス)か、初心者向けのソフトしか見つけることができなかった。

日本以外の発音練習ソフトでも、ちょうどいいパッケージはみつからなかったが、これは工夫すれば使えるか?というソフトがあった。

Pronunciation Coach: Creating Pronunciation Models - YouTube

 基本的には単語を手入力して、機械音声で発音してもらって聴き、また自分の発音を認識ソフトに判定して貰うというもの。あまり複雑な分析をしてくれるわけではないが、どの程度発音が正しいか%で表示してくれるのはありがたい。また、文章の発音をテストする機能もある。価格も$35とあまり高くない

ただし単語は自分で用意しなくてはならない。会話で必要な単語のほとんどは高頻度の単語に偏っているので、このあたりの発音が及第点であれば会話が止まる可能性は減る。そういうわけで、まずは最頻100wordsの発音を確認してみた。

100 Most Common Words | English Club

そしたらいたいた、発音があやしいのが。その単語はなんと"work"。なんという一般的な単語。自分自身、wとrの発音が弱いのは認識していたが、それでも中一で習う、大概の日本人が知っているであろう単語をTOEIC900点超(20年前)、英検1級(10年前)、在米合計8年の人間がきちんと発音できていないという事実には恥ずかしさを隠せない。だが、日本人の中の”上級者”なんてのは、海外では英語初心者。この恥ずかしさを認めなくては前にすすめない。まずはこの単語を安定して発音できるように練習。つぎは最頻200語、500語、と進めて行く予定だ。

まとめ

  • 英語発音の練習に近道なんてない。地道にトレーニング
  • それでも、やはり大人になって英語を学んだばあい、発音に訛りは残るし、通じない単語が出てくることもあるだろう
  • ピンポイントで発音が上手くいかない単語を洗い出して練習するのには、発音練習ソフトがいいかもしれない

 他に何か良い方法ないですかね

 

 

 

単語学習アップデート

英単語学習の続き

 

英語上達完全マップを10ヶ月やってみたのサイトオーナーの方から「SVL12000以降は英単語の部屋とCOCA60Kがあります」と教えていただきました。

英単語の部屋の方の英単語学習への考え方は私と近いです。

1)「英単語を覚えるだけでは、英文は読めるようにならない」というのが正確で、「英単語を覚える必要はない」(英単語などまったく覚えなくても、英文は読める)、というはずはありません。
2)意識しないで英単語を覚えられれば、それに越したことはありませんが、そんなことが可能なのは、小さい子どもか、がっかりするほど毎日英語漬けになっている方か、または、とても優秀な方か、いずれにしろ、限られた状況でしか不可能だと思います。

ということで、ある程度の数までは、意識的・強制的に英単語を覚えたほうがいいことは、間違いないでしょう

単語を覚えて実地で出くわして使い方を覚えるというのが現実的かと。

とりあえず、上記の英単語リストから知らない単語を抜き出してリスト化し、英辞郎から抽出したデータから該当部分を選択してテキストに書き出すスクリプトを書いて、後はSVL対応問題集を作るのと同じ手順でPSSの問題を作成。という形で変換ができました。あとは若干手作業で修正して、ひたすら記憶。(知らない単語が沢山あって嬉しい。)

情報教えてくださった英語上達完全マップを10ヶ月やってみたのオーナー様、また単語リストを公開されている英単語の部屋のオーナー様に感謝します。PSSには僅かばかりですが寄付いたしました。

 

さて、早くこの単語リストをマスターして、COCA60Kに移ろう!

 

英語リスニング対策 - 俺は聞き取りにくくて不正確で訛りのきついリスニング教材が欲しいんだ!

リスニングにはAudibleの高速再生モードが便利

ほんの十数年前までリスニングの素材を探すのは大変で、FEN(現AFN)を録音したり洋画を借りる以外は、本屋でリスニング関連のCD付き書籍を購入するぐらいしか方法がなかった。こういったリスニング教材の最大の欠点は、クソつまらないということだ。例え元の素材がCNNだろうがBBCだろうが、雑誌や書籍になって並ぶのは早くて1週間後、場合によっては数ヶ月語。そんな昔の話、興味をもって聞けるか?さらにリスニング専用に作られた素材は大概は毒にも薬にもならないただの教材のためだけの文章。自分はいつも途中で眠くなってあきらめた。

それにくらべると今は天国のようだ。日本にいても海外のポッドキャストはいくらでもセミリアルタイムで聞けるし、インターネットを探れば海外の動画・音声がいくらでも手に入る。

他にも、自分はこれまでaudible.comのお世話にずいぶんなってきた。

www.audible.com

Audibleでは毎月2千円弱程度の会費を払えばオーディオブックが一冊と、定期刊行物を一つ聞く事ができる。(個別購入も可だが、高い)自分はNY Timesオーディオダイジェスト版をここ十年以上ほぼ毎日聞いている。こういった朗読物の問題点は時間がかかることなのだが、有難いことにスマートフォン版のaudibleアプリには再生速度の調整機能があるので、かったるければ再生速度を上げれば良い。自分はプロのナレーションの場合にはx1.5倍で聞くようにしている。(作者自身の朗読などプロのナレーターで無い場合は聞き取りにくいので標準速度で。こういうときは聞くのに時間がかかるのでがっかりする)昔はx2倍で聞いていたのだが、音質が悪いし、出勤前に変に疲れるしで、x1.5にもどした。これなら50分のNY Timesダイジェストも35分で聞ける。今では標準速度で聞くと、あまりの遅さに酔っ払ってるんじゃないかと勘違いしてしまうほどだ。

既製素材の泣き所は訛り

じゃあリスニング教材は「上級者」(くどい用だが日本人の中の上級者。海外では初心者扱い)の英語学習上問題にならないのか、というとそんなわけはない。問題は訛り。外国訛り、地域的訛り、特定の文化圏(ギャングスター系のどくとくの口調とか)の訛り。普通の人だってアナウンサーみたいな綺麗な発音ではない。こういった物に特化した素材はほとんどない。あと老人や子供の発音。子供は未だに何喋ってるかわからないことが多い。でも、本屋の英語リスニングコーナーで「子供の英語ききとり攻略」「老婆の発音徹底解剖」みたいな本なんか見たことないでしょ?この手のメインストリームからはずれた発音の聞き取り学習は途端に難しくなる

そんなの学習する必要あるの?と思うかも知れないが、実際に会話をする相手が綺麗な発音のアメリカ人やイギリス人なんてことはまずない。例えば自分が一緒に仕事をする人のほとんどは外国出身。英語圏でもインド出身だったりする。子供が学校に入れば、近所の子供と話すこともある。南部に引っ越せば南部訛りとでくわすし、アフリカ系アメリカ人はやはりそういう話し方をする人が多い。そういう人とつきあう機会が多ければ自然になれていくけれど、そもそも何言ってるか分からなかったらつきあう機会もできない。だからトレーニングしなくてはならないわけだが、教材がない!

訛り対策

じゃあどうするか、ということでいろいろ試行錯誤してきた。

まず、国毎の訛りについては、自分はやはりポッドキャスティングで対策した。

PRI (Public Radio International)のThe Worldというラジオ番組があるのだが、この番組、タイトルの通り国際ニュースを集めた番組。特に良いのが、世界各地でのインタビューが毎回かなりの量含まれていること。これがまた聞き取りにくくていい。インド系の英語は一時期この番組を毎日聞く事でだいぶ聞き取れるようになった。

地域訛りは有難いことにこれまであまり関わってこなかったのだが、いつかは解決しなくてはならない問題だ。ターゲットにする地方を見つけて、そこを舞台にした映画でもスクリプトでも読みながら地道にヒアリング訓練をしていこうと思っている。

たとえば、テキサスを舞台にしたTrue Grit

www.imdb.com

映画館で見たときは、主人公の女の子の台詞はわかりやすいのに、もう一方の主人公のおじいちゃんの台詞は訛りがきつくてまったく何を言っているのか分からなかった。そのままにしておくのはくやしいし、南部訛り対策にもなりそうなので、そのうちじっくり見返すつもりだ。

あとは、ストレイト・アウタ・コンプトンが、ギャングスター系発音のヒアリング練習素材になるんじゃないかと期待して、何度でも聞き返せるビデオ版のリリースを待っている。他に、子供や老人が沢山でてる映画も探してみようと思っている

結局、訛りのリスニング対策にはこれという決め手がないので難しいが、一つ一つ対象を絞っていけばなんとかなると思う。昔はもの凄く大変だったインド訛りの聞き取りがいまではほぼ問題無くできるようになったし。他もなんとかなるだろう

 

まとめ:今時リスニングの素材はいくらでもあるけど、訛りが入った教材はほとんどない!個別にインターネット等で探して対策

 

あと、どこかに、その辺の普通の人がだらだら世間話しているだけの音声の録音と書き起こしとかないかなぁ。

 

 

 

 

英検1級以降の英単語学習 - 単語帳も教材もねーんだよ!

英単語語彙1万語は小学校低学年レベル

最近オンラインの語彙力測定をうけたら、「11700以上、ネイティブレベルです」とかいう診断結果。んなわけあるかい!

Test Your VocabularyというWeb pageによると、このサイトでテストを受けたうち平均的なネイティブの8才の子供のボキャブラリーは10000語だとか。もちろんこんなページでわざわざ語彙数のテストを受けるような子供は分布の上の方だろうが、それでも小学校高学年ならたいがいこの程度はクリアしているはず。さらに普通のネイティブの大人の語彙力は20000から35000程度らしい。意識の高いはてな住民なら当然つきあいのある外国人も知識層になるだろうから、そういう人たちは30000程度の単語を知っているのは当然だろう。

ちなみに、単語が難しいと言われる英検1級(自分も苦労した)でさえ、こちらのホームページよると、ほとんどの問題が実は最頻15000語に含まれているとか

英検1級の語彙レベルは?

前のTest your vocabularyによれば、15000語は13才の平均。つまり、難しいと評判の英検の1級語彙問題の、さらにその中の難問でさえも、ネイティブの中1なら知っているということになる。問題の平均的な難易度でいえば小学生レベルだ。

 

さて、日本人向けの英語教材を見てみると、上級者向け(「ネイティブも驚く単語マスターになる!」)をうたう単語学習本でもこんな感じで12000語程度まで

アルク 究極の英単語 SVL Vol.4 超上級の3000語 (究極シリーズ)

 

究極の英単語 SVL Vol.4 超上級の3000語 (究極シリーズ)

究極の英単語 SVL Vol.4 超上級の3000語 (究極シリーズ)

 

 

12000語程度ではとても「ネイティブも驚く単語マスター」にはなれない。だって小学生並だもん。

 

まとめると、

  • 英単語10000語はネイティブ小学生レベル
  • 難関と言われる英検1級の単語問題でさえも中1レベル以下で、難しくはない
  • ネイティブの知識層の語彙力は30000語以上
  • 日本の単語学習教材のレベルは小学生以下
  • 俺のレベルも小学生並

 

自分の過去の単語学習の歴史

英語全般に関してはネイティブみたいになるのはあきらめたが、語彙力、とくに読んだり聞いたりして意味を把握する部分は、はわりと外国人でもネイティブに近づける部分だと思う。あとは実際問題として、知らない単語がでてくるとコミュニケーションが止まるので困る。(知らない単語は文脈から推測すべきとか、そういうのはさんざん努力した結果、やっぱり単語しらないとダメだという結論に達したので、もういいです。)そんなわけで、目標は、普段目にする文章で知らない単語がまずない、というレベル。具体的には3万語だが、まずはその手前の2万語(ネイティブ大人の下の方のレベル)をめざす。

ある程度の語彙力までは、単語帳や単語暗記にしぼった教材はあまりいらないと思う。理由はそのくらいまでの単語は複数の意味を持っていたり、イディオムなどでの使い方が大事だったりするので、単語暗記式の勉強があまり役にたたないから。あとは、出現頻度も高いので普通のリーディングの中でカバーできる。

これがある程度の語彙(自分は5000語程度だった)を越えるとだんだん状況が変わってくる。まず、単語の意味が1つか2つのケースが増えてくる。要は、難しい単語は意味が細分化している傾向が高いから、決まった使われ方しかしないのだ。

例えば、頻出の"line"という単語はいろいろな意味もあるし、使い方もそれぞれ(図形の線、鉄道などの路線、並ぶという動詞、etc.)なので、"line"の意味というより英語のなかでの"line"の使い方を学ぶしかない。だけど、あまり使われない単語は特定の意味を覚えれば良い。例えばgingivitasは歯肉炎、gluttonは大食漢、それだけ。こうなると単語帳や単語暗記教材の価値がガンとあがるし、すでにもっている日本語の語彙を利用しない手はない。

それでも多読による語彙学習をすすめる人がいるのは知っているし、もし可能ならそれは優れた方法だと思うのだけれど、大人の英語学習者にはすすめられない。理由はあまりにも効率がわるいから。難易度の高い英単語というのは要は出現頻度の低い単語、ということであり、多読しても出会える確率は低い。しかもその確率は、難易度があがれば上がるほど減っていき、多読で語彙数を増やしていくのはどんどん難しくなっていく。もし、学生などでこれからいくらでも英文を読む時間があるというのなら良いかもしれないが、社会人などでは辛いだろう。もし社会人でも、英語自体を仕事としている(翻訳とか?)人ならいいのかもしれないが、そういう人はおそらくもうすでに十分な語彙を身につけているだろう。ちなみに、自分は毎日大量の英文に目を通すが、使われる単語は業界で良く使われる物に偏っている。

 

具体的な教材-8000語まで

8000語くらいまでは、教材はないことはない。たとえばiKnow、や単語力、他にも探せばあるだろう。他にもこのくらいまでは、単語学習本にせよ、PCやスマートフォンのソフトにしても、それなりに見つかるので問題ない。


具体的な教材 12000語まで

さて、8000語くらいから急に大変になる。とにかく日本の英語教材はほとんどが初心者レベル向けにできているのだ。いろいろ探したあげくたどりついたのがこのサイト

英語上達完全マップを10ヶ月やってみた 単語の覚えかた

こちらのページのオーナーさんは英語上達完全マップ終了後も英語学習を続けられていて、そのあたりの情報がとてもありがたい。このページにしたがって英辞郎のCDからSVL12000までの語彙を抜き出してP-Study Sysemで学習すれば、12000語レベルまではいける。

www.takke.jp

もう12000語まではこれでいいんじゃ無いかと思う。

具体的な教材-12000語以降は茨の道

さて、この先がつらい。12000語なんてネイティブなら中学生以下なのに、日本では教材がないのだ。そこでまず試したのがネイティブ向け単語学習本。たとえば”Word Power Made Easy"

www.amazon.com

2回やって2回とも途中で挫折した。

つぎがネイティブ向け英単語学習サイトVocabulary.com

www.vocabulary.com

最初は良かったんだが、だんだんマニアックな単語が多くなってきて挫折。どうも問題の出現順が自分の実力と合っていなかったようだ。

やはりネイティブ向けは辛い、ということで日本の教材に戻り、Weblio語彙力診断テスト

uwl.weblio.jp

わからなかった単語は単語帳に記録して、あとで再テストできるので便利。これは良いと思ってしばらく使っていたが、難しい単語になると問題が英語になって時間制限内に答えるのがきついし、なんだか問題と選択肢もあやしくなってくるので、ある程度で止めた

つぎに見つけたのが、書籍「究極の英単語セレクション」

www.amazon.co.jp

高レベルの単語帳があった!と喜んで購入。内容はいいんだけど、PCやオンラインの教材に慣れた体に本とCDでの学習はもう辛かった。

現状

そんな試行錯誤の結果、今は新聞や雑誌を読んで分からない単語をWeblioの単語帳に登録。単語帳から随時テストして記憶定着を目指すという、あまり効率のよくない方法におちついている。新聞はWall Street Journal、雑誌はTimeが多い。オンラインで読んでいるときは単語を選んで、Weblioのサイトで登録すればいいのだが、紙で読んでいるときはいちいち手入力するのが手間だ。これでまずいのはとにかく効率。学習が必要な語彙数が千単位のときに、いちいち手作業で登録なんてやっていたらいつまでも終わらないのだ。このあたりが数百語覚えただけで劇的にレベルが上がる初級レベルと大きく違うところ。

今ためしにWeblioで単語診断してみたら16000-17000語レベルと出た。一回のテストでは誤差も大きいのであまりあてにならないが、前述のTest your vocabularyの結果と大きく違わないからこんなものなのだろう。現状中2くらいの単語力か。実際新聞や雑誌を読んでても知らない単語には結構でくわすので、まだまだネイティブレベルにはたどり着いていないと実感する。あと、ここ数年あまり語彙が増えていない。早いとこ良い学習法を見つけて、せめて20000語レベルに届きたい

まとめ:語彙を増やしたいんなら単語学習教材を使わない手はないんだけど、英検1級レベル以降はその教材自体がねーんだよ!

 

8/26/2017 追記

SVL12以降の英単語学習についてのエントリーを追加した

単語学習アップデート - SVL12000を越える英単語帳が出た - uzusayuu’s diary

単語学習アップデート - Kindleのハイライトから英単語学習問題集を作成する - uzusayuu’s diary

Kindle版「極限の英単語」から2万語レベルの英単語問題集を作る - uzusayuu’s diary

『上級者』向けの英語教材が無い!

自分は、日本ではいわゆる「英語上級者」だが、まったく英語力が足りない。

テスト類で言うと、英検1級(十年前)、TOEC920(二十年前。いまやればもっと点が取れると思う)。ちなみに在米合計7年超。今はアメリカで現地企業で働いている。仕事ももちろん英語でやる。ミーティングをしきったり、少数あいてであればプレゼンも問題無くこなす。ドキュメント書くのもほぼ問題無い。

じゃあ、英語ネイティブなみですねとかいうとそんなことは全然無い。宇宙飛行に例えて、英語初心者が月着陸、ちょっと上手い人が火星探査、自分は木星到達、とすると、ネイティブの人は他の恒星系くらい遠い。

実際、自分の英語は現地人には片言扱い。仕事の後の世間話はもっぱら聞き役。会社のWebinarの講師役も回ってこない。大きな聴衆相手の発表はもりあがらない。たぶん英語のせいが大きい。きちんとした発音のヒアリング(ニュースとか朗読とか)は問題無いが、くだけた発音になるととたんに聞き取れなくなる。映画とか未だに聞き取れないことが多い。新聞読んでいても知らない単語は出てくる。

だいたい頭にくるのが、他の非英語圏の国から最近来た人の方が自分より英語が上手いことだ。日本以外だと、だいたい大学以上でていると英語でコミュニケーションがとれるのが普通。経験上アジアの他の国(中国、韓国)の出身者でも、たいがいの日本人よりは英語がうまいし、自分も負けている。宇宙飛行の例えで言うと、やつらは天王星や彗星のあたりにいる。くやしい。

自分はもうネイティブ並になるのはとうの昔に諦めたが、仕事・生活をしていく上での障害を減らすためには英語勉強を続けるしかない。だが、ここで問題にぶち当たる。日本には初心者向けの英語学習教材はあふれかえっているが、「上級者」向けの教材はほとんどないのだ。

おそらく日本では、いわゆる上級者(日本人の中での上級者,、実際は低レベル)はそもそも数が少ない上に、上級者はもう英語勉強する必要がないと思われているし、海外ではある程度英語が使えるようになるとネイティブに混ざって同じレベルで学習・生活するので、どちらにも必要ないのだろう。ところが実際は日本人の上級者は、「日本人の中での英語上手い人」、と、「英語圏でネイティブと同様に活躍できる人」のはざまであがき続けることになるのだ。

若いうちなら大学に留学する、人と場合によっては現地人と結婚する、または英語自体を仕事にする(英語教師や翻訳)、などの方法でむりやりこの壁を越えることもできるが、みんなができる訳ではない。すくなくとも自分には無理。じゃあどうするかというと、工夫しながら地道に勉強続けていくしかない。 次のエントリーでは自分の悪戦苦闘と試行錯誤の歴史を紹介しようと思う。

 

まとめ:日本の英語上級者は英語圏行くと英語初心者(自分含む)。しかも適切な教材がなくて伸び悩む